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「山田壽雄が描く園芸植物-牧野富太郎が信頼した画家-」

2018.9.30 「山田壽雄が描く園芸植物-牧野富太郎が信頼した画家-」


表紙画像


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  • 日時:2018年10月20日(土)~12月24日(月)休館日毎週火曜日
  • 会場:練馬区立牧野記念庭園記念館 企画展示室
  • 牧野記念庭園情報サイト
  • 交通案内

  • 【展示案内】
     山田壽雄(1882-1941)は、『牧野日本植物図鑑』(1940年)の図を担当した一人で、山田の図は、植物学者牧野富太郎(1962-1957)の信用を最も得ていたと言われています。
    また、明治・大正時代につくられた、『大日本植物志』(牧野富太郎著)や『大日本樹木誌』(中井猛之進著)などの図の制作に携わりました。
    山田は、植物学者の指導のもと植物図を描くことに専念し、個人として表舞台に立つことはありませんでした。
    記念館では、2010年のリニューアルオープン以来、山田について調査を進めてきました。
    その結果、牧野の郷里にある高知県立牧野植物園が所蔵する山田の植物図の他に、東京国立博物館などに彩色図が現存することが分かりました。
     本展では、園芸家石井勇義(1892-1953)の依頼により、カエデやハナショウブなどの園芸植物を描いた作品を初公開します。
    初公開の作品は、石井のご遺族が大切に保管されてきたものです。
    併せて、2014年に記念館で展示し好評を博した国立国会図書館蔵『日本産ツバキの図』(『石井勇義ツバキ・サザンカ図譜』の原図)の一部を期間限定*で展示いたします。

    *『日本産ツバキの図』は10月20日(土)~11月18日(日)に展示予定。