今月のエッセイ
『卒論はシートン動物記』藤田愛佳
新しく理科美術協会に入会しました藤田です。
在学中である大学の卒論のお話をさせていただこうと思います。
私は現在、卒業を目の前に控えた文学部の大学4年生です。
この間には、大学4年生の集大成である卒業論文を無事に提出し終えました。
私の所属ゼミである英米児童文学ゼミで取り扱う作品は例えば、くまのプーさんやナルニア国物語、
トムソーヤの冒険など子どもに親しまれているアメリカやイギリスの文学作品です。
中でも私は、シートン動物記に興味がありましたので、その作者のアーネスト・トンプソン・シートン
の生涯から作品を描くまでの過程を論文に書きました。
シートンに惹かれた理由は多々ありますが大きな理由としては、シートンは動物に詳しいだけではなく、
動物の絵を見事に描くことも出来ると知り、彼に憧れたからです。
そこからシートン自身と作品を知りたくなり、卒論のテーマとなりました。
恥ずかしながら児童文学を子どもの頃に読んだことがなく、大学に入ってから読むようになりました。
子どもの頃にシートン動物記やファーブル昆虫記などの動物物語を読んでいたらまた違っていたのかなぁ
なんても思いますが、大人になってからでもそれらを読むとまた違う考え方で物事を見ることができて、
面白いものです。
私は卒論に取り組むうちにすっかりシートンの事が大好きになってしまいました。
その気持ちを理科美にも生かせるといいなと思っている次第です。
よろしければ皆さんも読んでみてください。
