今月のエッセイ
2010.11.1 『過日』浅井 新太
『過日』
今年の夏は本当に暑い夏でした。
私は窓ガラス越しから差し込んでくる強い光に、とろけそうになりながら車を走らせておりました。
どの街にも、ちょうど良い素敵な街路樹がありまして、そういう木々が作る日陰が何とも心地よく感じたりもしていました。
木漏れ日の道はとても美しいものだなあとこのごろよく思います。
光と影の間を縫ってさらに道の先へ、あの景色の向こう側へ、そんな好奇心は尽きません。
あれほどに暑かった夏も、季節が巡れば終わりを告げます。
気が付くと、時間の過ぎ去っていたことに驚いてしまいます。
こんなふうに歳を重ねるものなのでしょうか。
とりあえず今健康でいられることに感謝します。
昨日は木枯らしが吹きました。
さて、これから冬支度です。
