今月のエッセイ
2013.3.9 『画材紹介:パステル)』佐々木愛
「理科美術展2011」出品作品(部分)パステル画
今回は私がメインで使用している画材、パステルについて書いてみたいと思います。
そもそもパステルって何?という方は、チョークとクレヨンの中間の粘度の画材と思
っていただければと思います。
水を使わず粉を紙に擦り込む事によって絵を作っていくので、絵の具とは全く異なる
雰囲気の作品が出来上がります。
細密描写には向いていないのでリアルな絵を描くには根気と訓練が必要ですが、何よ
りも完成した絵の質感がとても美しいのです。
今年の理科美術展でもパステル作品を出品予定ですので、是非生のパステル画を見に
来て下さい。…宣伝σ(^_^;
さて、基本的な使い方を簡単にご説明します。
縦、横、斜め…と軽い筆圧で線を入れ(ハッチングといいます)
それを指でぼかしていきます。
ハッチング(後でぼかすので適当でOK)
指でぼかしている所です。
これを繰り返していくだけです。
簡単ですね!
画材はパステルと紙があれば描けるので初心者の方でも気軽に始められます。
ただし、一つ欠点が…
筆などを使わず指で擦って色をのせていくと、やがて指紋がなくなって皮ペラペラの
ひび割れになります。
正に身を粉にして頑張っています…
指に布を巻いて擦ったり、カラーシェーパーやブラシで擦り込む方法もあります。
色々試しましたが、私はやっぱり指がいいですね。
これから始めたいな~という方は、自分に合った方法、ペースを見つけてチャレン
ジしてみて下さい!