2010.10.7
仕事がら、水の生き物を飼育することが多くて、小さな住まいなのに 時代遅れの水槽や飼育器具が、物置や玄関にごろごろしていて邪魔でしょうがない。なにか趣味と実益を兼ねていいことはないかと思っていたら、新聞のチラシにアフリカツメガエルのブリーダーを募集していた。
アフリカツメガエルは、その名前からわかるようにアフリカ原産で、後ろ足の三本の指に黒い爪が生えている。皮膚はすべすべで乾燥に弱く、空気中では長時間生きていくことは出来ない。“両生類”とはいっても陸上生活は無理で、特にこのカエルは一生を水中で暮らす。前足は小さいが、後ろ足は頑丈で、得意のカエル泳ぎで活発に泳ぎ回る。
アフリカでは足で川底の石を動かし、虫などをとって食べているらしい。飼育では市販のウナギの餌などを与えるが、練った餌を大豆大の大きさに丸めて与えると、前足で器用に口のなかに押し込む。舌がないので前足で口に押し込むのだが、そのしぐさはなか
なか愛きょうがあって、いつまで見ていても飽きない。
このカエル、普通の日本のカエルと違って適温で飼育すると二ヶ月に一回産卵をする。
飼育が簡単で季節に関係なく繁殖させられるので、卵や成カエルが入手しやすく、卵が大型で実験しやすいということから小、中、高、大学や企業の研究室などで、バイオ蛙として重宝されている。文部科学省でも実験生物に指定されている。
スペースシャトルで毛利さんが人工授精の実験で使ったことも知られている。
我が家ではこのカエルが家族になってもう二年になるが、試行錯誤の結果、やっと1000匹くらいには増えたと思うが、まだまだ「実益」とまではいかない。相変わらず快適な水槽の中で、ただ飯食ってのんびり暮らしておいでになる。
ずらりと並んで水面から目だけ出してこっちを見ている様子は、逆にカエルさんに観察されているようで変な気持ちになる。
ところでこのカエル、鳴かないことになっているが、カエル小屋で夜、明かりを消してじっとしていると“ぐぐぐぐ”地を這うような低い声で鳴いているような気がする。
科学的な根拠はないが、絶対鳴いていると思う。新発見だ!!

アフリカツメガエル
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